保科孝一『国語問題五十年』
まえがき
(一)人生は運命のなぞ
(二)明治初年の國語問題
(三)わたくしの国語問題関与の動機
(四)文部省嘱託となる
国語教育の実況視察
新小学校令の発布
(五)学校視察の思い出ばなし
飛騨旅行のそう話
(六)新小学校令の実況視察
(七)国語調査機関の設置
(八)文部省のかなづかい改訂
(九)わたくしと国語問題の因縁
(十)三期にわかれるわたくしの経歴
明治時代後期の國語問題
(一)明治初年の國語問題
(二)日清戰争直後の國語問題
新國字問題
かなローマ字問題
(三)言文一致の問題
國語文法の発逹
口語文の普及
(四)國語調査委員会の設置
國語調査の方針発表
國語調査委員会の業續
(五)かなづかい改定の計画
文部省のかなづかい改定案と反対の氣運
臨時仮名遺調査委員会の設置
新小学校令にかける字音かなづかいの徹廃
(六)國語調査委員会の業績
口語文と口語法
口語文典の発逹
留学時代の國語問題
(一)わたくしの欧州留学
ベルリン到着当日の失敗
ドイツにおける標準語教育の徹底状
(二)ドイツ小学校國語教授の概況
(三)政治的國語問題と文化的國語問題
政治的國語問題の実質とその範囲
ポーランドの政治的國語問題
オーストロハンガリーの政治的國語問題
スウィスとベルギーの政治的國語問題
イギリスにおける政治國語問題
ドイツにおける政治的國語問題
バルカン半島における言語鬪爭
トルコ語の衰退
(四〉ハンガリー旅行そう話
(五)文化的國語問題の実質とその範囲
欧米におけるつづり字改良運動
フランスの国語尊重愛護の状況
ドイツの外来語受入れ状況
アカデミーの国語統制力
ドイツの外來語排除運動
フランスの文法整理
(六)アルバニア・ロシア・ドイツ・トルコ・中國の國字問題
(七)國語問題と國語教育の関係
ドイツ小学校の國語教授法
ドイツ小学校の課外読物
イギリス小学校の國語教授状況
教員の責任感の発逹
わが國におけるダルトンプランの失敗
大正時代の國語問題
(一)國語調査会の廃止とあと始末
臨時教育調査会の設置
(二)文部省國語調査開始──漢宇の字体整理
欧米における國語問題資料の紹介
音韻及口語法分布図とその報告書の作成と焼失
國語教授の指導
(三)文部省訓令の口語化
(四)臨時國語調査会の設置
常用漢字表の発表
各新聞社の常用漢字実行
(五)かなづかい改定案と字体整理案の発表
かなづかいの改定資料
当字の廃止
(六)法令形式の改善に関する内閣訓令
昭和時代の國語問題
(一)ローマ字問題
臨時ローマ字調査会官制発布
標準式と日本式との差異
訓令式ローマ字の発布
連合軍最高司令部のローマ字つづりに対する指令
わが小学校におけるローマ字教育
(二)國語國字問題の御進講
文部省の新かなづかい採用決定
これに対する反対
(三)常用漢字表の修正
仮名遣改定案の修正
臨時國語調査会を諮問機関に改組
國語審議会官制発布
四ケ條の諮問事項
漢字字体整理案
(四)標凖漢字表の発表
文部省案の標凖漢字表
新字音仮名遣表の発表
陸軍の兵器の名称と用語の簡易化
漢字の大制限とかなづかいの改定
近代科学戰における漢字とかなづかいの障害
資源局企画院の産業用語の整理
(五)國語協会の設立
同協会の活動
國語協会と國語愛護同盟・言語問題談話会の合同
月刊雑誌國語運動の発刊
國語協会とカナモジ会の共同運動
(六)大正時代は國語教育の全盛時代
昭和時代における國語教育の衰微
新日本の建設と國語尊重の重要性
終戰後の國語問題
終戰後わが社会状勢の変化
標準漢字表の調査
当用漢字表の成立
当用漢字音訓の整理
義務教育用漢字(当用漢字別表)の選定
現代かなづかいの成立
現代かなづかいの使用範囲
口語文の普及
南会長の永眠
国語問題に対する南会長の信念
むすび
漢字整理の諸問題
漢語の整理
固有名詞と字の制限
標準語の制定と方言の調査
方言辞書の編集
音韻組織の確立
標準文法の整理
標準語辞典の編集
(三)かなづかいの問題
送りがなの整理
句読法の確立
わかち書きの整理
文体の改善
国語の統制
敬語および外来語の統制
日本語の海外普及
東亜諸民族間に日本語の普及
欧米各國における日本語講座
インドネシア諸島の日本語
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コメント
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はじめて御意を得ます。小生もと辭書出版社勤務。表記についての關心から定年後「擴張ヘボン式」なる翻字式ローマ字を提唱してをります。これで轉寫してみると
傳統的假名遣ひの方が讀みやすい。それで表記を切替へて三年になります。
ウィキペディア「ローマ字論」のノートや眞道重明といふ方ののサイトの閑人妄語の三にある「懷かしい唄の數々」をご覽いただければ有難く一筆御案内申し上げる次第です。
姓名をカナで書く時、雄はヲとしてゐます。カナ文字のinitialを繋ぎ、姓と名の間にunderscoreを入れるとIDが得られます。domainはyahoo
投稿: kmns | 2008年3月29日 (土) 00時07分