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2006年8月12日 (土)

藤田徳太郎『国文学雑説』

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 大正十二年二月から昭和七年一月まで丁度十年間、時々に書き認めた文章を集めて、此の一册を作つた。
 私の專門は日本歌謠の研究にあるのであるが、本書の中には、歌謠研究の文章は一つも收めなかつた。私の書いた文章は、歌謠に關するものが大部分であるが、それをすぺて省いた。併し、本書に收めた文章の中にも歌謠に言及したものが若干ある。
 總説以下各時代に分つて分類した。文章の内容は、史的考察あり、註釋あり、考證あり、書籍解題あり、又國文學入門の手引として書いたものや、可成り專門的な内容のものや、その目的は種々雜多であるが、もしそれらの文章の中に一貫した統一的主張を求めるとすれば、それは、國文學研究に對する、一つの新精神《ヌーボーエスプリ》の流れが見出される事であらう。では、その新精紳とは何であるか。これは本書自身が解答を示すであらう。……

總説
 口誦傳承の文學
 小説發逹の一考察
 古代小説史
 物語文學史
  一、古代小説の意義
  二、源氏物語以前
  三、源氏物語
  四、源氏物語以後
  五、堤中納言物語
  六、鎌倉時代の物語
  七、お伽草子、假名草子
  八、近世の擬古物語
  九、結語

上代文學
 萬葉集に現れたる上代思想
  上篇 日本思想
   一、自然觀
   二、戀愛觀
   三、國家觀
   四、宗教思想
   五、藝術觀
   六、人生觀
  下篇 外來思想
   一、佛教思想
   二、老莊思想
   三、儒教思想
   四、結語
 懐風藻序文註釋
  第一段
  第二段
  第三段

中古文學
 叡智の光
  ー平安朝文學の一面的觀察-
 平安朝物語文學概説
 古今集の研究に就いて
  一、諸本
  二、成立
  三、撰定
  四、作品

中世文學
 中世文學の一觀點
 中世物語の特性
  -七夕物語に就いて-
 源氏大鏡と三帖源氏と十二帖源氏と源氏淺聞抄
  源氏大鏡
  三帖源氏
  異本源氏大鏡
  十二帖源氏袖鏡
  源氏淺聞抄
  源氏無外題
  源氏の物語のおこり
 切支丹文學の事

近世文學
 近世雅文概説
 近松と西鶴
 近松の曾我物に就いて
 俳諧源氏と田舍源氏
 西行と良寛
  附り、歌人花街に遊ぶ事1
 妙々奇談
 妙々奇談餘言(森銑三) 【うわづら版では削除】

明治初期文學斷片

     口繪寫眞版
  一、懐 風 藻 (天和四年版)
  二、清輔本古今和歌集(傳藤原清輔筆)
  三、切支丹版扉紙
    天草本平家物語(交祿元年版)
    ぎや・ど・べかどる〈慶長四年版)
  四、俳諧源氏(傳建部凉岱筆)

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